積水ハウスには、換気システムや化学物質を抑制する内装材を取り入れる事で、「エアキス」という独自の仕様にする事ができます。
設置には、換気口の取り付けや、選べる内装材の制約、第三者機関の検査費用など、様々な条件が発生します。
実際に使った方からは、どのような評判があるのでしょうか?
エアキスは、空気と環境に配慮した仕様
【積水ハウス公式HPより引用http://www.sekisuihouse.co.jp/】
「エアキス」とは、具体的な機械や設備の事を指すのではなく、積水ハイムで独自に設定された、環境に配慮した家の仕様の事です。
化学物質を抑えた内装材を使い、空気清浄システムを取り付け、家全体でエアキス仕様を作りあげます。
・化学物質を抑えた内装材
化学物質を使わない珪藻土などの天然素材や、化学物質が少ない建材が使われます。
・空気清浄システムの取り付け
室内の数カ所に換気口を設置します。
化学物質を抑制し、排出する
エアキスは、化学物質を放出しない内装材を使い、室内の換気によって化学物質を貯めこまない仕様です。
室内の化学物質濃度の基準は、化学物質を含んだ空気を大人の倍吸収してしまう子どもの身体になっています。
建築に使われる内装材に含まれる化学物質を第三者機関が測定し、測定後に発行される性能評価証でその分析結果を確認する事ができます。
エアキスの価格は?
エアキスにかかる費用には、換気システムの部材代や取付費が含まれます。
全体の見積もりからエアキスを取り外した時、約20万円から10万円の価格差が出るようです。
また、エアキス仕様にするためには、取付費とは別に、第三者機関による「空気測定費」が4万円発生します。
ですが、エアキスを取り付けると積水ハウスから「補助費」として取付費を約10万〜25万円負担してもらえる事があります。
これらの事から、エアキスの取り付けは、約10万円前後の予算を見ておくと良いでしょう。
エアキスの評判や実績
・取り付け実績が豊富
非常に多くの方がエアキス仕様を選んでいるようです。
2015年度には、積水ハウスで建てられた鉄骨構造の家は、約8割以上がエアキス仕様にしたというデータがあります。
・家に臭いがこもらない
エアキスで採用される建材には、化学物質や臭いも吸着する効果があります。
エアキス仕様にしてみた所、家の中の臭いが気にならなくなったという声が出ているようです。
・アレルギーの心配がない
アレルギーを引き起こす物質を抑制するエアキスは、アレルギーのお子様を持つご家庭では積極的に採用されているようです。
アレルギーのケアにはアレルギー物質がない環境での静養が有効と言われていますが、エアキス仕様のクリーンな家で、アレルギーの症状が緩和したという声もあるようです。
エアキスのマイナス評判
・選べる内装材が限られる
エアキスの仕様に適合する内装材しか使えませんので、希望していた壁紙や床材が使えなかったという意見もあります。
中には「制約がある事はわかっていたけれど、選べる数が少な過ぎた」という厳しい声も多く挙がっています。
・効果があまり感じられない
目に見えない化学物質を抑制するエアキスは、その効果がどのような形で出ているのか確認しにくいというデメリットがあります。
アレルギーを持つお子様や、肌が敏感な方が家族にいないと、健康な人は効果を感じにくいようです。
・冬場に部屋が冷える
エアキス仕様にすると、各部屋に換気口を取り付ける事になります。
この換気口は、熱で揮発する化学物質を室内から放出するための設備ですので、冬場も開けたままにしておくと、部屋の熱が外に逃げてしまいます。
冬場は使わなくても良いとなっていますが、換気口の開閉は手動となっており、季節が変わるたびに開閉するのは少し手間に感じるという意見がありました。
まとめ
積水ハウスではエアキスの導入に力を入れており、エアキス仕様にするだけで10万円から25万円の補助費がもらえる事もあるようです。
懸念されている内装材の制約も、元から天然素材を使いたかったという方からは、気にするほどの制約ではなかったという意見も出ています。
制約の多さも、裏を返せば非常に厳しい測定基準で化学物質を抑制しているという事です。
アレルギーのご家族がいる方や、クリーンなマイホームを手に入れたいという方は、積水ハウスのエアキスを検討してみてはいかがでしょうか。
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