インテリアのトレンドとして、ここ数年で注目を集めているのが、カリフォルニアスタイルの住宅です。
アメリカ西海岸の海辺をイメージしたカントリーライクなスタイルは、サーフィンなどの趣味を楽しむご夫婦に人気を博しています。
今回は、カリフォルニアスタイルで家を建てる時に気をつけておきたいポイントや、カリフォルニアスタイルに力を入れているハウスメーカー等についてご紹介します。
■アメリカ西海岸・カリフォルニアのくらし
【カリフォルニア工務店公式HPより引用http://www.cal-co.jp/】
カリフォルニアスタイルは、「海」をイメージさせるテイストが最大の特徴です。
海辺の小屋のような佇まいと、ウッドデッキからそのまま外に出かけられる造りなど、カントリーな趣を持ちつつも遊び心のあるデザインとなっています。
カリフォルニアスタイルのカラーコーディネートで重要となるのは、白と青の配色と、木の木目感です。
【カリフォルニア工務店公式HPより引用http://www.cal-co.jp/】
特に、カリフォルニアスタイルの代名詞となっているのが、ヘリンボーン調の木材です。
ヘリンボーンとは日本語で「ニシンの骨」という意味で、V字の連続で構成された模様が、魚を開いた状態に似ている事から名付けられました。
このヘリンボーンの壁や床に、海をイメージさせるスカイブルーのソファやラグ、観葉植物、サーフボードなどの趣味の道具が組み合わさって、カリフォルニアスタイルのインテリアを構成します。
■カリフォルニアスタイルの注意点とは?
カリフォルニアスタイルのリビングは、ウッドデッキと一続きになった広く開放的な間取りになりますので比較的大きな窓が必要です。立地によっては隣近所や通路からリビングが見えてしまい、閉塞感を感じる事になってしまいます。
ウッドデッキに目隠し用の手すりを設けたり、なるべく通路に面さない位置に窓を設けるなどの工夫が必要です。また、大きく広い窓は、日中の太陽光を居室に取り込む事ができますが、夏場は室温が上昇しやすく、冬場は冷たい空気が入りやすいため、エアコンに大きな負荷をかけてしまう恐れもあります。
遮熱コートされた窓や、断熱性能に優れたガラスなどを積極的に取り入れ、居室の快適さを保つ工夫も忘れないようにしましょう。
■カリフォルニアスタイルのおすすめハウスメーカー
コンセプトや方向性が決まっていれば、住宅のテイストは、どのハウスメーカーを選んでも自在に設計する事が可能です。
ですが、せっかく理想のカリフォルニアスタイル住宅を手に入れるのであれば、施行実績のあるメーカーに依頼しておきたい物です。
以下では、まだ導入事例の少ないカリフォルニアスタイルの施行実績を持つ、ハウスメーカー2社をご紹介します。
□オークヴィルホームズ
【オークヴィルホームズ公式HPより引用http://www.oakvillehomes.jp/】
フレンチカントリーや北欧スタイルなど、洋風のコンセプト住宅を得意とするオークヴィルホームズは、アメリカンカントリーテイストの住宅設計も手がけています。
プラン別のわかりやすい参考価格の提示や、24時間対応のサポートや10年保証などにも力を入れているハウスメーカーです。
営業エリアは、茨城県を中心とした千葉や埼玉などの関東一帯のみとなっていますので、ご注意ください。
□カリフォルニア工務店
【カリフォルニア工務店公式HPより引用http://www.cal-co.jp/】
こちらはハウスメーカーではありませんが、名前の通り、カリフォルニアスタイル住宅の提案を得意とする設計事務所です。
手掛ける範囲は注文住宅からリフォーム、商業施設や店舗など多岐に渡り、様々な場面で培われたノウハウによって、心地よく理想的な、最先端のカリフォルニアスタイルを手に入れる事ができます。
対象エリアは一部の離島を除く日本国内のほか、本場カリフォルニアにもネットワークを築いているなど、グローバルな事業展開も魅力です。
■まとめ
カリフォルニアスタイルの住宅は、コンセプトがわかりやすく、誰でもインテリアコーディネートに参加できる親しみやすさを備えています。
特に、マリンレジャーを嗜む人にとっては、まさに理想の住宅となる事は間違いありません。
開放感と広いリビングのメリットを損ねないよう、外部からの視線や日当たりのバランスなどを、建てる前に十分考慮しておきましょう。