部屋の雰囲気だけでなく快適度にも大きく影響する壁材は、
内装材選びで特に頭を悩ませる箇所ですよね。
そんな壁材選びでお悩みの方におすすめしたいのが、
リクシルのタイル状壁材・エコカラットです。
ここでは、お部屋にクリーンな空気と美しい意匠性をもたらすエコカラットの、
魅力やメリット・デメリットなどをご紹介します!
リクシルの壁材・エコカラットとは?
【エコカラット公式HPより引用 http://ecocarat.jp/】
リクシルのエコカラットとは、調湿機能を持つ壁材です。
「調湿」とは部屋の湿度をコントロールする機能のことで、珪藻土や無垢材などにも備わっています。
エコカラットの素材
エコカラットの素材は、多孔質セラミックスと呼ばれる、
高熱で焼き固めて作られた窯業系物質です。
多孔質セラミックスの表面には、1ナノメートルの目に見えない穴が広がっており、
その穴が調湿など沢山の効果を生み出しています。
エコカラットの種類
・エコカラットプラス
・デザインパッケージ
・ワンタッチパネル
エコカラットプラスは、従来品よりも防汚性や調湿効果を高めたエコカラットの上位版です。
デザインパッケージはエコカラットのパッケージ販売タイプで、
部屋の広さやイメージに合わせて作られた数十種類のパターンが存在します。
ワンタッチパネルはエコカラットを数枚つなぎ合わせて作られたパネル部材です。
エコカラットの3つの特徴
【エコカラット公式HPより引用 http://ecocarat.jp/】
エコカラット表面の穴は、初めにご紹介した「調湿」のほか、
「脱臭」「有害物質吸収」など、計3種類の効果を発揮します。
調湿効果
ジメジメした湿気の多い日には水分を吸収し、
乾燥した日には湿気を放出して、お部屋の湿度をちょうど良く保ちます。
その威力は同じ調湿建材である珪藻土の約5~6倍と言われています。
脱臭効果
タバコに含まれる硫化水素やトイレのアンモニア臭など、
換気してもなかなか消えない不快な臭い成分を、スピーディーに吸収します。
有害物質吸収効果
シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドを強力に吸着し、
呼吸器系や皮膚の弱い方でも安心して過ごせる室内環境に整えます。
エコカラットのメリット
エコカラットには上記の特徴だけでなく、
「品質」や「デザイン」の点でも優れているなど様々なメリットがあります。
安定した品質
珪藻土や無垢材などのほかの調湿建材と違って、エコカラットは既にタイル状に加工されています。
そのため、珪藻土のように表面の仕上がりが職人の技術に左右される恐れがなく、
無垢材のように品質のばらつきもありませんので、
欲しいデザインをそのまま内装に取り入れることができます。
柔軟なデザインラインナップ
タイル状の「クロニカ」やレンガ状の「グラナス」、
波状の「スプライン」「たけひご」に、
土壁仕上げのような「ニュージュラク」など、
非常に豊富なテクスチャーが用意されている点もエコカラットの特徴です。
設置場所の雰囲気に合わせて、
テクスチャーの大小や色の違いを楽しみながら選ぶことができるでしょう。
エコカラットのデメリット
エコカラットはその販売形態や使用範囲がデメリットとなることもありますので、
選ぶ前にこの点をしっかり把握しておきましょう。
ケース販売に難あり
エコカラットのうち、
「エコカラット」と「エコカラットプラス」シリーズは、
数枚のシートがケース単位で販売されています。
そのため、壁全体にエコカラットを張ろうとすると費用が高額になるばかりか、
未使用の部材を余らせることになってしまうのでご注意ください。
屋外への使用は不可
エコカラットは洗面所やトイレなどの水回りには使用可能ですが、
浴室や外壁には使用できません。
まとめ
扱いやすくデザインも豊富なエコカラットは、「調湿・脱臭・有害物質吸収」と、
機能面でも非常に充実している壁材です。
そのほか、珪藻土や無垢材などの他の調湿素材に比べて品質のばらつきも少ないため、
美しく清潔な室内環境を手に入れたい方におすすめの壁材と言えるでしょう。