一昔前の口コミは悪いことばかり書かれていましたが、最近の口コミは満足できた等のコメントが多いように思えます。タマホームは標準仕様がそれなりに良いと言いますが、実際はどうでしょうか?
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構造体
基礎
タマホームはベタ基礎(12φの鉄筋を150mm間隔)を採用しています。至って標準的な仕様です。
細かく比較すると多少の違いがありますが、中小工務店~大手HMまで特段違いはないと思います。万が一、布基礎を採用している工務店を検討している場合は、その理由をしっかりと聞いてみましょう。
※ベタ基礎が望ましいと個人的には思います。
土台
土台は、4寸角(120mm)の桧を仕様しています。一般的には3.5寸角(105mm)を仕様しているケースが多いです。
基本的には、3.5寸の土台に3.5寸の柱、3.5寸の間柱を使います。土台や柱、間柱等の大きさを合わせないといけないからです。
通し柱に関しては、一般的に4寸角を使います。この場合、15mm壁厚が合わなくなるので、通常は、外か内かに振って15mm胴縁で調整します。
タマホームの場合は、4寸を標準仕様としています。3.5寸よりも4寸の方が大きい分だけ強度があると思います。※柱・梁桁に関しては集成材を仕様しています。
断熱材
断熱材はカネライト65mmを仕様しています。断熱等級4を満たす為に65mmを仕様しています。
タマホームのHPでは、最高等級4を満たしていると書いてありますが、大抵のHMは等級4をクリアしています。2020年以降に建てる家は等級4をクリアする必要があります。これから家を建てる場合には、等級4をクリアした家を建てたほうが良いと思います。

その分、建築費が高くなります。暖かい地域にお住まいの場合には、費用対効果を考えて決断すると良いでしょう。
先々売却する可能性がある場合には、等級4をクリアしていた方が良いと思います。
体力面材
【タマホーム公式HPより引用http://www.tamahome.jp/】
タマホーム(大安心の家)の壁は、構造用耐力面材を用いることで強度を増しています。面で支えるので、強度は確かに増していると思います。
地域の中小工務店で耐力面材を仕様する場合には、ノダのハイベストウッドや大建工業のダイライトを一般的に使います。
他の大手ハウスメーカーは耐震、制震装置等を標準やオプションで取り付けることで対応しています。
建築コストが上がりますので、どの程度必要で、どの程度の予算が掛けられるのか等、実際の試験数値等を見て比較検討しましょう。
全熱交換型全巻セントラル換気システム
タマホーム(大安心の家)は、熱交換型の24時間換気システムを採用しています。換気システムには、自然換気と自動換気とあります。※詳しく分類すると1種2種3種と分かれます。
熱交換型24時間換気システムとは、排気も吸気も自動で行い、空気を取り入れる際に、排出する空気と取り込む空気を熱交換することで、冬は暖かく夏は涼しい空気を取り入れることができるシステムです。
24時間換気の良い所は、外気に含まれる、花粉やほこり等をフィルターで取り除くことができることです。
中小工務店で建築する場合には、各メーカーが販売しているので、取り付け可能です。例えば、パナソニックの熱交換型換気システムはPM2.5を防いでくれたりと優秀だと思います。
24時間換気システムを採用する際には、注意点があります。まず前提として、気密住宅でないと意味がありません。換気システムのフィルターで花粉等をカットしても、気密性能が低いと自然に外気が入ってきます。
中小工務店だけでなく、大手HMでも高気密高断熱の家を謳っている会社が多いようですが、実際に数値を図っている訳ではないと思いますので、注意が必要です。
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